奇跡を知る人は強い
2002年7月27日
(写真)亀山駅の鳥居
昼過ぎまでは天人の2階で脚本を書かせてもらう。 一緒に泊まった真樹子が置いていってくれたパンをかじりながら。 やっぱり落ち着くところで書くのが一番だ。 自分の力が出る場所を選び、つくることは、本当に大事やということを改めて思った。 夕方、電車に乗って、「月の庭」がある、三重県の亀山に向かう。大阪からは2時間ちょっと。 しかし、今日の夕焼けは美しかった。 水色とピンク色が見事に一つとなったいた。 今日は大作家が書いたような、ほんまに美しい空だった。 電車の中で、551の蓬莱の肉まんを食べながら、景色が変るのを見て、世は満足じゃってかんじだった。 亀山についたのは7時過ぎ、3本の指を犠牲に自由を手に入れたジャンさんとの再会、相変わらずジャンさんは、よっぱらっている。今回は丸さんという、またかっこいい兄貴と出会う。丸さんは、ピースウォークのことを 語ってくれた。丸さんは親兄弟がみんな、役所で勤めていて、高校のとき、役所から内定をもらっていたが、本当にこれでいいのかと自分と向き合って、内定を取り消してもらい、就職しなかった。その後は皮で鞄を作っていたが、これは一生する仕事じゃないと感じ、アメリカに行くことを決断。そのためにお金を必死でためていたら、こんな話が舞い込んできた。「アメリカでインディアンと一緒に歩かないか?」その時、まだインディアンと白人は殺しあいを続けていた。でもあるインディアンがこのまま武器で戦っても未来はないと武器を捨て、50人の仲間とアメリカの大統領に俺達のメッセージを直接伝えようと、ワシントンに向けて歩き出したのだ。それを聞いた丸さんは、アメリカに向かった。そしてインディアンと共に2ヶ月歩いた。いつ殺されるかもしれないという恐怖と戦いながら、でも、沢山の人のサポートに本当に助けられながら向かった。最後は世界各国から1万人以上の人が集まって、メッセージを伝えたと言っていた。50人から始まって、最後は数万人、あれを経験したことは、本当にでかかったと言って笑っていた。でもその目はその光景を思い出したかのように、熱くなっていた。奇跡を一度経験したものは、強い。奇跡を体験するということは、あきらめないという最強の武器を手に入れたようなものである。自分のひらめきを信じて動いた丸さんは、酒を飲みながら、豪快に笑いながら、若い女の子の肩を抱いていた。いやぁ明日のインディアンのトムさんのメッセージが非常に楽しみだ。丸さんに会えただけでも、ここにきた意味はあった。月の庭のまさるさん、誘ってくれてありがとうございました。

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